刑事たちのチキン店偽装営業という斬新で奇抜な設定を土台にした捜査劇は圧巻。リュ・スンリョン、イ・ハニらが刑事と零細業者を行き来する二重キャラクターを好演。卓越したコメディドラマ。
エクストリーム・ジョブの主役は麻薬取締班のメンバー全員だ。彼らは昼夜問わず走り回るが、実績は最低でドジばかり踏んでいる。所長から次に失敗したら解体だぞと脅される。危機を迎える麻薬捜査班。リーダー・コ班長は国際犯罪組織の情報を掴み、チャン刑事ら4人のメンバーと共に張り込み捜査を開始する。捜査班は組織を監視するため、彼らのアジト前でチキン店を偽装営業し始める。ところがそのチキン店が思いがけない方向へ…。
おごってもらうのは牛の焼き肉
刑事ドラマに出てくる現場の刑事たちはたいてい薄給なので、上司か、あるいは他の班が報奨金をもらったとかでおごってもらうとき以外は豚の焼き肉だ。
今回はおごってもらうので、牛の焼き肉を喜んで食べている。日本の焼き肉店と同じですね、炭火焼はおいしい。
そばには「たくあん」が見えますね。日本でも韓国でもたくあんは庶民の味方です。
家庭で食べるチキン鍋
コ班長が家に帰ると、なんと奥さんがチキン鍋を出してきた。チキンは食べ飽きてお腹いっぱいだが・・・コ班長はがんばって食べる。
やっぱりチキン鍋も赤くて、粉トウガラシが入っているのだろう。もしかしたら洋風で、トマト味なのかもしれない。
カルビのたれ
お客さんがいきなり来て、あわててチキンを作る刑事たち。「タレ付きで」と言われて大いに焦る。
「タレのことを考えていなかった!」
日本ではチキンはすでに味がついているのでタレにつけて食べることは考えてないですよね。
韓国では、タレ付きが普通なのでしょうか。
とりあえず、「カルビのタレしか思いつかなかったから」というマ刑事は、カルビのタレを作り始める。
カルビ風チキン
揚げたチキンにカルビのタレをまぜて、お客様にお出しする。
「変わったタレね」と言われながらも、「おいしい!」と大絶賛される。
確かにおいしそうだ。食べてみたい!
このチキンが口コミで大人気となり、刑事は刑事の仕事そっちのけでチキン店の仕事にいそしむ。
なんと日本人の団体観光客のルートにも入ってしまって、旗を持ったガイドさんに連れられて日本人のおばさん観光客も大量に押し寄せる場面も見ものです。
麻薬取締班のコメディ、家族で楽しめる。映画なので2時間弱で終わるのもいいですね。