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韓国ドラマ【怪物】第10話『沈む』あらすじ・ネタバレあり

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自宅ボイラーの壁からユヨンを見つけたドンシク。カン・ジンムク殺害の容疑で逮捕されたサンベ所長。そしてサンベ所長を陥れようと証拠を偽造したジュウォン。波乱の展開、どうなるのか。

目次

2020年12月釜山

2020年12月釜山。ジュウォンはリゾートホテルに一人で滞在していた。そこに現れたのがクォン・ヒョク検事。

クォン・ヒョク検事「カン・ジンムク、被疑者死亡により不起訴処分。釣り糸を渡した人は分かっていない。」

クォンはさらに続ける。

「自殺した日、強行犯係の防犯カメラは止まってた。すっきりしないが事件は終わったよ。」

帰れというジュウォンに、クォンは言う。

「ジェイと喧嘩でもしたのか?ジェイも今釜山にいるらしいぞ。」

この事件を勝手に終わらせてたまるかと決意を固めるジュウォンだった。

釜山のジェイ

ジェイは港でおばさんたちに交じって魚をさばいていた。

釜山の港にサンベ所長がジェイを捜しにやってきた。

携帯の位置情報でこの辺だとあたりを付けていたが、おばさんたちは「知らない」とジェイをかばっている。ジェイはサンベを見かけ、急いで逃げる。

その二人を見ているのがジュウォンだった。なぜサンベ所長は釜山へジェイを捜しに来たのか?ジェイは思案をめぐらしていた。

ホテルの部屋に戻ったジュウォンは、車載カメラを確保したというメールを受ける。そこには、ジンムクが死んだときのムンジュ署の前の様子が映っていた。

サンベ所長の聴取

ムンジュ署ではサンベ所長が聴取室に座って取り調べを待っていた。

署員「ジファかドンシクにしか話さないと言ってます。」

ムンジュ署署長「あいつらが今来られるはずないだろう!!!」

ジファはドンシクから通報を受け、ドンシクの家で壁から出てきた白骨死体の検証を行っていた。警察官も総動員である。

知らせを聞いたジョンジェも駆けつける。「ここにいたのか・・・」

呆然とするジョンジェ。

呆然としたまま白骨死体のほうへ近づいていくジョンジェ。

ジファ「ジョンジェ、大丈夫?」

はっとしたように我に返り、「驚いたから」と答えるジョンジェ。

サンベ所長とドンシク

ドンシクはサンベ所長の待つ聴取室へ向かった。

ドンシク「ユヨンが見つかった。」

驚いた所長は一瞬とまどってから「そうか、それはよかった」と答えた。

サンベ「何をしてるんだ、帰って一緒にいてやらないと。21年間待ってたんだから。」

ドンシクは聴取に移る。

ドンシク「ナム・サンベさん、あなたはカン・ジンムクを殺しましたか?」

サンベ「いいえ」

ドンシク「首を吊るのに使ったのと同じ釣り糸、そしてユン・ミヘの死体検案書が署長室の金庫にありました。あなたが釣り糸と死体検案書を渡しましたか?」

サンベ「いいえ」

ドンシク「これで聴取は終わりです。72時間我慢して出てきてください。」

精肉店にて仲間と相談

精肉店で、ジェイ、ジフン、ドンシク、ドンジェが署長のことを心配し、ドンシクを慰めている。そこへジフンがやってきた。

ジファ「4日前には死体検案書と釣り糸は無かったって。」

ジソン「所長室の金庫はいつも鍵がかかってなかった。だから誰でも触れるんだ。」

ジョンジェ「それじゃ証拠能力がないんじゃ?派出所全員が容疑者ってことか。」

ドンシクは、それらを置いたのがジュウォンだとわかった。自分がやったのと同じ、証拠の偽造だ。

ドンシク、ジュウォンの部屋で対決

ドンシクはジュウォンの部屋へ出向く。

ジュウォンは思わぬ言葉を発する。

「ハン・グァンギョン、チョ・ギルグ、オ・ジファ、パク・ジョンジェ、そしてナム・サンベ。彼らはあなたに隠し事がひとつもないのかな?」

ジュウォンの部屋を出たドンシクは、以前の仲間広域捜査隊のキム・チャンギンにIPアドレスの位置と添付ファイルの解析をお願いする。

ジョンジェの白昼夢

ジョンジェは白昼夢を見ていた。

若い頃のジョンジェ。ユヨンと会っている。ユヨンは怒って行ってしまう。ジョンジェ、止めるんだ!

そこでハッと我に返る。

ジョンジェの母親ト議員は、ジョンジェが鹿の絵ばかり描いていることに怒り狂う。

画像

絵を見て呆然とするト議員と、放心状態のジュウォン。

イ代表の所有する土地(掘り返した土地)にも「鹿牧場」という看板があった。関係があるようだ。

IPアドレスの場所が判明

ドンシクが依頼したIPアドレスの場所が判明した。ジェイに送られた脅迫状のIPアドレスだ。

ハン・ジュウォンだった。

ジェイ「なぜハン警部補が脅迫を?」

ドンシク「知りたかったんだろう、ジンムクが死んだ日、ジェイが警察署の裏門で何を見たのかを。」

ジェイ「私が?」

ドンシク「誰を見たんだ?」

ジェイ「違う、そんな人じゃない。」

ドンシク「ナム・サンベ?所長が殺したのか?」

サンベ所長が出所

72時間が経過し、サンベ所長が出所するときがやってきた。ジョンジェは留置場まで迎えに来る。そこでサンベ所長の定期入れに何かを仕込む。仕込んだものは追跡装置だった。

その日の夜、サンベはタクシーである場所へ向かう。そこは大邸宅だった。だがその邸宅の前にドンシクがいることを知る。サンベはドンシクに会いたくないらしく、あわててUターンする。

サンベは警察庁に戻ってきた。それを追うジュウォン。

ジュウォンが警察庁へ入ると、すぐに声をかけてきた男がいた。同僚のファン・グァンヨンとチョ・ギルグだった。

そこで父親の次長に会ってしまう。二人だけの車の中で、次長はジュウォンに「終わった事件はもう追わないでくれ」と頼む。

ジュウォン「8歳でイギリスに僕を送り、会いに来なかった人が今さら父親づらを?」

喧嘩別れする二人だった。

イ代表にト議員が頼むこととは

いつもの二人が悪だくみの会食をしている。

ト議員が息子ジョンジェのために、精神安定剤を手に入れてくれるようイ代表に頼む。

イ代表は「息子さんとドンシクを引き離してください」と頼む。

どうやら20年前のユヨンの事件と関係あるようだ。ト議員の弱みをイ代表が握っている。

ユヨンの鑑識結果

ドンシクがすごい勢いで署の部屋を飛び出していった。

ジファ「いったいどうしたの?」

鑑識係の女性「鑑識結果を見てください。ユヨンは首を絞められていません。多発骨折を確認しています。」

ジファ「これは高所からの転落や、交通事故。」

鑑識の男性「これほどの骨折なら、イカレたやつらが何回も車でひいたんだ。」

ジンムクが殺すとき、必ず首を絞めて殺していたのだ。

ドンシクは、ジンムクが最後に放った言葉を思い出していた。

「ドンシク、ユヨンはオレじゃない。本当だ。」

ドンシク、サンベ所長に電話をかける

ドンシクはサンベ所長に電話し、当時何があったのか、何を隠しているのかを問いただす。

「署長が本当にカン・ジンムクを殺した?」

サンベ所長の携帯電話は電源を切られてしまった。

電話の向こうの相手はサンベ所長ではなかった。サンベ所長は頭から血を流して横たわっていた。そばには怪しい男が。

一方、署長の追跡をしていたジュウォンは、廃車場で血だまりを見つけた。

すぐそばに自分の仕掛けたGPS装置が落ちているのを発見したジュウォンは、録音を聞き、署長が何者かに殴られたことを知る。猛スピードで出て行く車を見たジュウォンは、サンベ所長が拉致されたのを見たとドンシクに連絡した。

一方ドンシクも、サンベ所長の見が危険だと察知し、急いで署長の携帯を追跡するようジファに頼んだ。

ジュウォンが危ない

署長を拉致した車を追跡するジュウォンは、ドンシクに「海の方向へ向かっている。どんなことがあっても必ず捕まえます」と言った。

ドンシクは3年前にパートナーのサンヨプも同じことを言ったことを思い出し、いやな予感がした。

このまま独断で突っ走ると、ジュウォンはサンヨプの二の舞になる。

予想どおり、目的地は港だった。追跡を続けるジュウォンはドンシクに「自分との距離は100メートル」と告げる。

銃声を聞き、車から出てひとりで走りだすジュウォン。

一人で犯人を捕まえようとするジュウォンが危ないと知ったドンシクは現場へ急ぐ。港へ着いたときはすでに多数の警察車両で身動きもできないほどだった。

ジュウォンは無事か?駆けつけた事故現場にはジュウォンがいた。無事だった。

だが、そこには助からなかったサンベ所長が横たわっていた。ドンシクは泣き崩れた。

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