ドライブレコーダーに、山道を歩くドンシクが映っているのを発見したジェウォン。ドンシクの家で血痕を見つけ、緊急逮捕に踏み切った警察だが、果たして真相はいかに。
記者に見つからないように裏門から入るドンシクだが
なぜか記者たちが気づいて警察に押しかけている。誰かが情報を漏らしたのだ。いったい誰が?
頭から黒い布をかぶって分からないように裏門から入ったドンシクと警官。
「警官が緊急逮捕された」ことは絶対に知られたくない警察は、記者とドンシクが鉢合わせをしないように配慮したのだったが、ドンシクはわざと記者の前で布をはずし、逮捕されたのが警官であるという事実を公表してしまう。
なぜ自ら警官であることを記者の目にさらしてしまうのか。顔はしっかり隠してはいるものの、記者からは「20年前と同じ犯人ですか?」という怒号が飛ぶ。
ドンシク、なんで笑うの?怖いからやめてほしい。
取り調べを受けるドンシクから出てきた驚きの言葉
サンベ所長やジェウォンが取調室の外から見守る中、ドンシクから出てきた言葉は「テンテン麺」だった。
つまり、ドライブレコーダーに記録されていたドンシクがぶら下げていた黒いビニール袋の中に入っていたのは「テンテン麺」だということだ。
さらに「携帯電話のことは知らない、ハン警部補の番号が出てきた携帯だろう?」と言い放ち、疑いはハン・ジュオンにも向けられることに。
ドンシクの部屋に残されていた一滴の血痕はミンジョンのものだった。なぜそこにあったかは知らないという。漂泊剤や洗剤で血痕を消しても、ルミノール反応は出るはずだが、その一滴以外に血の跡は見つからなかった。
マニャン精肉店の捜査
血が一滴しか見つからなかったということは、他の場所で犯行が行われたということ。刃物を使ってもおかしくない場所とは?
マニャン精肉店での操作が始まった。
自分の店が捜索を受けて困り果てているジェイ。
「20年前も同じことがあったわよね」と野次馬の声が聞こえてくる。
ジェウォンに卵をぶつけるジェイ。
ジェウォン「精肉店が捜索されて頭にくるのは分かるが、なぜボクなんだ?」
ジェイ「なぜ無実の人を捕まえるの?あなた、芝居してるでしょ?」
ジェイは何かを知っている。ジェイとジェウォンの全面対決といったところだ。
ジェウォンの身体に秘密が隠されている
ジェイにたくさん卵を投げつけられ、白いワイシャツが卵だらけになってしまったジェウォン。
派出所の洗面所でワイシャツを脱ごうとしたとき、サンベ所長が入ってきた。
あわててワイシャツを着なおすジェウォン。
「ノックしてください!」
所長はすかさず
「そんなこと言ってたらこの仕事はできないぞ」
ジェウォンの上半身に何か見られてはいけないものがあるようだ。
マニャン精肉店の捜査結果
精肉店を徹底的にセミノール検査した結果、出てきたのは動物の血だけ。だが一点、古い血だが「ハン・ジョンイム」という女性のDNAが発見された。
今回のミンジョンの事件の犯行現場ではないことが判明した。
このまま証拠が出ないと、ドンシクの自白しか逮捕は見込めない。困りはてたジェウォンは、「ハン・ジョンイム」という名前に聞き覚えがあることを思い出した。
ハン・ジョンイムは失踪した女性の一人であった。なぜそのような女性の血痕がナイフについていたのだろうか。
捜索願いのチラシに連絡先が書いてあったのを調べたら、なんとそこは「マニャン精肉店」だった。
血痕のDNAは、ジェイの失踪した母親のものだったと知ったジェウォン。
ジェウォン「ジェイさんの母親を油断して殺したのはあなたですね」
ウンシク「飛ばし携帯の女はあなたの仕掛けたわなでしょう」
お互いにお互いを疑っている。
内通者は誰なのか
一方、強行班チームでは、情報を漏らしたのが誰なのか探っているのだが、糸口がなかなか見つからない。
そんなとき、ドンシクに面会に来たのがカン・ジンムク(ミンジョンの父)だった。
ジンムクは、ドンシクのために肉の煮つけを持ってきて差し入れた。
「ドンシク、俺にはわかる、お前が殺したんじゃない」
あくまでもドンシクを信じるジンムクであった。
ジンムク、ドンシクの釈放を請求する
自分の娘ミンジョンを殺した嫌疑で逮捕されたことを知っているジンムクだったが、なんとジンムクを釈放してほしいという要望書を警察に提出する。
ジンムクを緊急逮捕した強行班のチーム長ジファも、「緊急逮捕は間違っていました。彼の犯行だという証拠がありません」と申し出る。
上司は怒り心頭だ。
「警官を間違って誤認逮捕したということが分かったらどうなるんだ!」
そこへやってきたのが同僚のパク警部。お母さんが市議会議員(ト議員)なので上司からも一目おかれている。
「ミンジョンが失踪した夜、ボクはドンシクと一緒にいました」
たぶんドンシクのためにウソのアリバイを成立させているのだろうけれど、ドンシクって愛されているのね。
ジフンはパクを呼び出し、こう言った。
「あなた、20年前と同じことをしてるんじゃない?」
20年前にドンシクの妹ユヨンが失踪したときも、当時からドンシクの親友だったパクは「彼と一緒にいました」と証言したのだった。
ト議員、ジェウォンの父、建設会社のイ代表の会食で話されたこと
ト議員「息子のことで大変ご迷惑をおかけしました」(ドンシクのアリバイを今頃になって照明したこと)
典型的な市会議員の悪い顔
ジェウォンの父(次長)「いえいえ、ウソを言ったわけではないでしょう」
建設会社イ代表「私はムンジュの都市開発を成功させたいだけなんですよ」
なんだか場違いな男が一人紛れ込んでいるが、しょせん市議会議員の母親も、次期警視総監を狙っているジェウォンの父親も、しょせん名誉と金が目当てである。
20年前の失踪事件で土地の再開発が白紙になってしまった苦い経験を持つイ代表は、今回もそのときの二の舞にならないよう手を回すと約束する。
いったい何をするのかと議員や次長から問われても「家に帰ってテレビを見てください」と言うばかり。何やら怪しい動きが。
3年前の警官死亡事件もドンシクが関与か?
無事釈放されて帰宅したドンシクを、ジェウォンが尋ねる。
ドンシクに銃を向けながらジェウォンが口を開く。
「3年前のイ・サンヨプ死亡事件、パートナーのイ巡査部長(ドンシク)が殺したという噂がある」
ドンシク「ミンジョンのことも俺の自白を取りたいのか?でも俺には完ぺきなアリバイがある。20年前と同じだ」
饒舌に語るドンシクだった。
正気か狂気か。あるいはどちらをもさまよっている精神。
ドンシクはふと思いついたように、写真をジェウォンに見せる。
「この人の身元が分かるとまずい?俺を撃つ?」
手が震えるジェウォン。明らかに態勢が逆転した。緊迫の瞬間。
ジェウォンは引き金を引くことができず、パニックになって家を飛び出す。
内通者が判明する
ジファ「ジフン、緊急逮捕の情報を漏らしたの?」
ジフン「そうだよ、ボクがやった」
ジファ「どうして?ドンシクが逮捕されたと公表したくて?」
ジフン「ああ、そうだよ」
ジファ「どうして?」
ジフン「・・・・」
連続殺人事件の全容を発表したジェウォン
翌朝ジェウォンは警察署の前で、集まった記者たちに過去からの失踪事件は7件あると発表した。
この中に、ただの失踪事件ではなく、20年前からの殺人事件が含まれていると衝撃的な発言をしたジェウォン。
ドンシクの家を訪ねたジェウォンが、さらに衝撃的なひと言を投げつける。
「連続殺人事件。あなたがかばっているのは誰なんですか?」
あなたがかばっていりるのは誰なんですか?つまり、ドンシクが犯人ではないということ?それをジェウォンが知っている?
これを書いている私はさっぱりわかっていなかったのだ。そして今後の展開もまったく予想がつかない。ああ大変だ。