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【赤道の男】感想と「チヂミ」

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脚本は『太陽の女』で欲望にまみれた人間関係を描いたキム・インヨン。主役2人の学生時代を演じるイ・ヒョヌ、ZE:Aのイム・シワンのフレッシュな演技にも注目。

性格は正反対だが、親友同士の高校生・ソヌとジャンイル。ある日、ソヌの父親が遺体で発見され、ジャンイルはその死に自分の父親が関与していると知る。警察に再捜査を陳情しようとするソヌを止めるため、ジャンイルは彼を崖から突き落とすが…。

全20話

「赤道の男」にしばしば流れる物悲しいBGMが、なぜか「冬のソナタ」を彷彿とさせる。古めかしいけれど、何か懐かしい。日本にも通じるものがある。この物語の行く末を案じる、そんな気持ちになる。

目次

主役その1 イム・シワン(イ・ジャンイル役の若いころ)

勉強は超できるが、人とのコミュニケーションがうまくできないタイプ。冷たい印象だが、ソヌという友人ができることにより、人生の楽しさが倍増する。お父さんが借金を作って逃げ回り、借金取りがジャンイルの高校にまで取り立てにくる(これはひどい)。

このイム・シワンという俳優さん、ミセンのイメージが強すぎて、最後まで彼を見るとミセンに想いを馳せている自分がいた。ミセンは本当に素晴らしいドラマだった。ミセンをまだ観ていない人には、ぜひおすすめする。

オム・テウン(大人になったジャンイル)

あらためて見てみると、子供の頃のジャンイルと顔は似ている。非常に整った顔立ち。こんな人は私のまわりには一人もいない。もしもこんな顔の人が私の前に現れたら、私は一言も発することができないだろう。別に見た目で人を判断するわけではないが、宇宙人のような感じなので、そういう意味でドキドキしてしまう(だろう)。願わくば、冗談の通じるめっちゃ面白い人でいてほしい。

ちょっと思ったんですが、顔のタイプとしては関ジャニ(今はスーパーエイトだよね)の大倉君に似てなくもないわけでもなくない?(どっちなんだ)

主役その2: イ・ヒョヌ(キム・ソヌ役の若いころ)

このタイプは、高校のクラスに一人いる。勉強はあまりできない、あるいは頭はよいが遊びやスポーツに忙しくて勉強をあまりしないタイプ。ソヌは絶対に後者のタイプだ。

ひと口でいえば、「いいヤツ」。こういうタイプは男性にも人気だし、女性にも圧倒的な人気を誇る。人間らしく、男らしく、ハートが熱いやつ。こう書いてみると、高校のクラスに一人いるかいないかの確率だろう。いたらいいよね。

大人になったキム・ソヌ:イ・ジュニョク

失明していた時期は見ていて本当に切ない。演技が素晴らしい。あの目玉の動きはどうやってできるんだろう?ドラマを観ている人は、絶対に不思議に思う場面だ。

あとね、好きな人に素直に自分の思いを言えないのが、見ていてもどかしい。

ジャンイルのお父さん:イ・ウォンジョン(イ・ヨンベ役)

大好きな俳優さんの一人。私はどちらかと言うと、若いイケメンよりも中年俳優が好きだ。この人は良い役も悪い役も、ちょっとお茶目な役も、何でもはまり役。この人に助演男優賞をあげたい。

ソヌのお父さん: イ・テヨン(ギム・ギョンビル役)

すぐに出てこなくなるので、このお父さんについてはあまり情報がない。いいお父さんということだけはわかる。善人は早死にする?もしそうなら、私は少しだけ悪人でいようかな。

だって、いいひとが早死にするのって納得できないじゃないですか。そういうことってニュースを見ていても、現実にありますよね。よい人は天国に行ったら、次の人生でもっと良い人生で、もっと長生きすることを信じてやまない。

キム・ヨンチョル(チン会長役)

この俳優さんは、だいたい悪い役が多い。それも、大物の悪役。この人が出てくると「あー、この人、早く消えてくれ」と思ってしまうほどの名優だ。

でもね、日本でも「悪役同盟」って言って、悪役ばっかりやらされる俳優さんたちがいるけれど、本当のところ皆さんとても優しくて、人の痛みを分かる方々です。

ですから、このキム・ヨンチョルさんも、おそらくは尊敬できる人格者なのではないかと想像します。かれがいることで、このドラマの雰囲気に緊張感が生まれます。

チョン・ホビン(ムン・テジュ役)

顔に「善人」と書いてあるような、そんな人相です。私が人相学の達人だったら、この人の性格に太鼓判を押すでしょう。

ソヌの知り合いの占い師:イ・ジェヨン(チェ・グァンチュン役)

この俳優さんもまた、良い役、悪い役、なんでも来い!ですね。演技力に圧倒されて、グーの音も出ません。祈祷師という職業は韓国ではどのような位置づけなのでしょうか。

日本では、別に占い師はレベルが下の職業とはみなされていないと思いますが、どうやら韓国では親が祈祷師だと恥ずかしいという職業のようです。

まあ、インチキ祈祷師だからなのかもしれません。

韓国の祈祷師ってこんな感じ

ドラマ「熱血牧師」の最初にもこんな祈祷師が出てきていました。あの祈祷師もインチキでした。インチキな祈祷師は多いのかもしれません。

下の画像は、赤道の男の祈祷師です。ソヌのお父さんを成仏させてあげようとしています(実際は犯人を見つけようとしている)。

キョン・スジン(ハン・シウォン役の若いころ)

みんなの前で歌を歌っているところ。ギターの弾き語りなんですが、歌は本当は歌っていません。口と歌が全然合わないのが気になって仕方がありませんでした。口パクでももうちょっと歌詞に合わせるとかなんとかしたほうがよいと思う。

イ・ボヨン(大人になったハン・シウォン役)

この女優さん、イ・ボヨンは悪い役はできないでしょうね。こんな澄んだ瞳で見つめられたら誰でも好きになってしまうかもしれません(男性ならね)。

イ・ボヨンさんを知ったのは「いとしのソヨン」というドラマでした。よいドラマだったなー、最後まで見終わったときのなんとも言えない気持ちは今でも忘れられない。(どういう気持ちだったのかを書いてしまうとネタバレになるので書きません。)

パク・セヨン(チェ・スミ役)

ソヌの幼馴染。お父さんが祈祷師なので、それがいやで仕方がない。まあ、仕方がないかもしれません。自分が高校生で、父親がインチキ祈祷しだったらとても父親を尊敬できるはずもないし、恥ずかしい存在だと思うだろう。

イム・ジョンウン(大人になったチェ・スミ役)

ヘアースタイルが何回も変わるので、そこにも注目。目のメイクも毎回時間がかかったことだろう。子役も大人になってからも、目ぢからがすごい。

ソヌのよき友:クムジュル

彼にはこのドラマの助演男優賞をあげたい。

こんな友達が一人いたら、人生は最高だ!と言えるでしょう。これが本当の友達だ。私もこんな友達がほしいな。

チョ・ヒボン(ミスター・クン役)

途中からいきなり出てくる。出てきたときは私は狂喜乱舞した。だってチョ・ヒボンが大好きだから。

ドラマの途中からの出演は演技的にも難しいはずなのだが、チョ・ヒボンは「最初からいましたよ」と言わんばかりに見事に劇中に溶け込んでいる。さすがだ。

いつもは刑事役が多いけれど、こんな役もたまにはいいな。おしゃれな服装をしている役を見るのは珍しい。本人も気分がよかったことだろう。

4人の友情がずっと続けばよかった

高校の頃の友達って、今思うと特別な感じがする。小学校、中学校では親の監視下にいる気がして、まだまだ一人では自由がきかない。

高校になると、ちょっと自由になるよね。そんなときの友達って、結局は人生の最後まで続く。大学になると、クラス単位で動くことがないから、クラスの友人関係はかなり薄くなる。

大人になってから高校のクラス会をすると、あったとたんに高校時代に戻るから不思議。この4人も、高校時代は仲良しだったんだが・・・。

昼からチヂミでお酒を呑む

下の写真は、右のお父さんが脅迫状を送られて落ち込んでお酒を昼から呑んでいる様子。

左の祈祷師は、実は脅迫状を送った本人なんだが、もちろんお父さんはそれを知らない。そんな微妙な場面。

場面の紹介はどうでもよいが、私が気になったのはこの安食堂で食べているチヂミ。なんと大きなチヂミだろうか!しかも別についているタレがおいしそうでヨダレが出てくる。

これで一杯いけたら最高だ。私も昼からチヂミでビール飲みたいな。もしかしたらそれが私の小さな幸せだ。(小さな幸せはとても大切)

スーパーLIFEで買った冷凍チヂミ

さて、せっかくジャンイルのお父さんがチヂミで一杯やっているのだから、我が家の夕飯もチヂミを登場させることにしよう。

偶然にも、スーパーLIFEで見つけた冷凍のチヂミがあったことを思い出した。さっそく食べるとしよう。

ライフで買った冷凍チヂミ

電子レンジでチンするだけの簡単さだが、袋からお皿に出したときのチヂミの小ささに若干のめまいを覚えるのであった。

本来ならば食卓にデーンと乗せて、4人で分けて食べてもお腹いっぱい、というチヂミであってほしかったが、だいたい直径が15センチくらい。お相撲さんならふた口で食べてしまうくらいの小ささだ。

それに比べて、韓国のチヂミの大きさよ!ああ、一度でいいから食堂でチヂミを食べてみたいものだと思う今日このごろです。

冷凍チヂミ

ジャンイルの朝ごはん

検事の仕事で忙しいジャンイルのために、お父さんが作った朝ごはん。素朴だけど健康によさそうなものばかりです。

白いご飯にスープ。ワカメスープだろうか。

真ん中の列に並んでいるのは、キムチやナムルかな。

右側の列に並んでいるのは、海苔とワカメかな。なんと身体によいものばかりなんだろう。韓国人の肌が美しいのが分かるような気がする。

「赤道の男」全編を通して観た感想

  • 親が子供を思うあまりに犯してしまう罪ってあるものだ。大なり小なり、こういうことはある。親は子供の力を信じて、あまり子供の人生に深入りしないことだ。
  • 復讐するのも大変だ。復讐した後も幸せにはなれない。許すことができれば一番良いのだが、それには罪を犯した人の謝罪が必要。その謝罪っていうのがね、なかなか難しいものなんだね。すぐに謝ればいいものを、なかなか謝らなくて、チャンスを失い、どんどん人生がドツボにはまってしまう。

韓国ドラマから学ぶことは多い。たくさんの韓国ドラマを観てきた自分の人生はいかに良いものになるだろうか?他人事のようにつぶやいている自分がいる。

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