ミョンジェの死、ヨンジェの家出、ファン教授の辞職。そしてファン家の引っ越し。これまで平穏に過ごしてきた(と思われる)SKYキャッスルの面々は、不安な気持ちで過ごすことになる。そして、ファン家の後に引っ越してきた家族とは。
ファン家に様々な憶測が
ソジンとジニがファン家の不思議なことを話している。
ソジン「病院を辞めたの?」
ジニ「そうよ、あんなに出世欲があったのに。それにミョンジェが旅行を切り上げて帰ってきたのも変よ。」
ソジンはあることを思い出した。リブ肉入りのキムチチゲをミョンジェに差し入れしたとき、近くに薬の袋があるのを見つけた。袋には「2017年12月19日」の日付があったが、前日の18日にクルーズの旅に出たことになっていたのだ。
「つまり、クルーズに行かなかったってこと?」
「ヨンジェを置いてなぜ死んだのかしら?」
謎は深まるばかりだった。
ヨンジェの父(パク)を鼓舞するカン・ジュンサン教授
大学病院に早々に辞表を出したヨンジェの父を引き止め、慰めているカン教授。ヨンジェのためにがんばれと言うカンに対して、
「ヨンジェのために生きろだと?あの時に逆に縁を切っておけばよかった。そうすればこんなことには…。母親を殺してよくも葬式に来られたな。」
母の死とヨンジェに何か深い関係があるのだと察したカン教授だった。
帰宅してから、カン教授は妻に「ヨンジェと母親に何かあったのか知ってるんだろう?」と聞かれても、ソジンは「知らないわ」と首をかしげるばかりだった。
キムコーディネーターのカン家訪問
キムコーデがイェソの自宅に秘書とやってきた。
講師陣のプロフィールがまとまっているファイルを渡す。彼らの卒業証書や経歴も添付されている完璧なものだ。
内申を担当する講師はシンア高の卒業生と元教師。
勉強する場所は、事務所か講師の自宅。イェソの送迎は隣に座っているチョ先生が行う。母親(ソジン)は娘の健康管理を徹底するだけ。受験生のための献立表も渡される。
この後イェソの部屋を訪れ、湿度管理や机や椅子、電灯のルクス管理まで、徹底した指導を行うのだった。
さらには壁にかける絵も替えられた。「集中力を高め、脳の活性化を助けます。」
本当か?
その後二人でランチをするが、その時にキムコーディネーターにかかってきた電話は、なんとヨンジェからだった。もちろんソジンは知る由もない。
パク教授の後任に院長が選んだ人物とは
歩くスピーカーと呼ばれるウ教授が息せき切って大学病院のカン教授の部屋へ入ってきた。
ウ教授「院長がパク教授の後任をスカウトしてきた!」
カン教授「なに?選考のはずだろ?」
ウ教授「しかも、SKYキャッスルに入居する教授だそうです。」
その人物は、地方の無名の大学出身だとのこと。納得できない様子の面々。
ついに引っ越してきた隣人
なぜか早急に引っ越して行ったパク一家(といっても奥さんは亡くなり、息子のヨンジェは家を出たまま)の後に、新しい家族が引っ越してきた。
親子3人の家族、ファン一家だ。お父さんは例の大学病院に院長からスカウトされたファン・チヨン教授。お母さんは、なんとイェソと同じ高校で、同じ首席合格のウジュの母親(イ・スイム)だ。ひと目で仲良し家族だと分かる。心温まる風景だ。SKYキャッスルには似つかわしくないが。
この家族がSKYキャッスルの面々とうまくやっていけるのかどうか、はなはだ不安である。
お母さんのイ・スイムは植物が大好きだ。家の中も植物でいっぱい。植物に囲まれて暮らす生活、なんて気持ちがよいのだろう。心が洗われる気がする。
部屋を片付けるウジュは、部屋の隅に置いてあったタブレット端末を「こんな物が置いてあった」と母親に渡す。
ヨンジェがわざと置いていったものだ。何か秘密が隠されていそうだ。
捨てられていた家族の写真
次の日、病院に出勤したカン教授は、退職したウ教授の部屋に入る。飲み捨てられた酒の瓶とともに、家族の写真が破かれて捨てられていた。それを拾いながら物思いにふけるカン教授。
そこへ、後任のファン教授が入ってきた。二人初の対面。ファン教授はフレンドリーに挨拶するが、後任に先を越された形のカン教授は面白くない。本当ならばここに自分が入るはずだった。カン教授はこの先ファン教授をライバル視することになる。
引っ越しの挨拶で新事実が?
一方、引っ越しの挨拶にソジン家を訪れたイ・スイム。挨拶としてお餅を手渡すが、SKYキャッスルでは手渡しのお餅は認められないようだ。しかも、スイムの爪は植物をいじっているので土で汚れている。
それどころか、スイムが驚くべきことをソジンに言った。
スイム「もしかして、ミヒャン?クァク・ミヒャンでしょ?」
ソジンを指さしてこう言った。慌てるソジン。
「いいえ、人違いです。私の名前はハン・ソジンです。」
スイム「すみません、旧友によく似ていたもので。」
ここにも秘密が隠されているようだ。
昔を思い出すソジン
ソジンは自分の高校生時代を思い出していた。
精肉店をやっていた実家。飲んだくれの父。その父から「牛の血を届けてこい!」とポリ袋を渡される。ひそひそ話す同級生。
ソジンはミヒャンだった。恥ずかしい自分の思い出。思い出したくない生い立ちだった。それを知るのは夫と義母だけ。娘たちには絶対に知られたくない過去だった。
さらに、SKYキャッスルの住人にも知られたくなかった。ここにいるのは両家の子女だけ。自分の親も祖母も立派な経歴の持ち主という触れ込みだったから。
スイム、引っ越しの挨拶でランチをふるまう
植物大好きなスイムは、引っ越しのご挨拶にSKYキャッスルの奥様たちを自宅に呼んでランチをふるまう。
自宅の家庭菜園で収穫した無農薬野菜を並べるスイム。
あそしdて出てきた牛の血のスープ。スイムの得意料理だ。ソジンとジニは「結構です」と食べないが、スンへだけは「父の大好きなスープだわ、久しぶり」と言っていただく。
スイムの作った野菜もおすそ分けしてもらう。
スイムは自分の両親が施設を運営していたこと、そこで今のご主人と知り合ったことなどを話す。
スイムから、前に住んでいた人の忘れ物だと渡されたタブレット端末。自分がプレゼントしたものだと勘違いしたスジンは、何の気なしに電源を入れる。
画面に出てきた驚くべき文章とは…。
第3話で出てきた食べ物
今回出てきた食べ物は以下のとおりです。よくわからないものもあります。
謎の食べ物
ソジンは何を作っているのでしょうか。干し柿を薄く切ったものの上に何かを乗せているような。いずれにせよ繊細な仕事ぶりだ。ソジンは料理が得意なのかもしれない。
リブ肉入りのキムチチゲ
ミョンジェがクルーズから帰国してから、ソジンは「ヨンジェのコーディネーターを紹介してくれたお礼」として、キムチチゲを持参した。
ソジンの家でコーディネーターに料理をふるまう
自宅を訪問してくれたキムコーディネーターに、ランチをふるまうソジン。昼からワインとステーキだ。なんとまあ。