韓国で実際に起きた暴行事件をベースにしたドラマ。被害者家族を襲うシビアな現実と共に、壊された家族の絆と日常を取り戻そうとするやり取り、姿には涙が抑えられない。
ある雨の日の朝、8歳の少女・ソウォンは酒に酔った男に暴行され、心と身体に消せない傷を受けた。父のドンフン、母のミヒは、マスコミと世間の好奇の目から娘を守ろうと必死になる。だが犯人の有罪を立証するため、ソウォン自身の証言が必要となり…。
暑気払いにサムゲタン
季節は夏。冷房のない工場で汗だくになって働く労働者たち。工場長がメガホンで叫ぶ。
「今日は暑気払いでサムゲタンだよ!所長は最後に食べるから、鶏肉を残しておていてくれよ!」
いい工場長ですね。
なんと、一人鶏1羽です。なんと豪勢な!そして付け合わせもおいしそう。キムチやナムルでしょうか。
お疲れ様のサムゲタンです。夏の暑いときにも食べるんですね。
そういえば、私はついこの前(4月)、近くのカルディにサムゲタンを買いにいったのですが、すでに店にはありませんでした。季節柄、冬の寒いときだけしか置かないのでしょう。
そのときは「そっか」と自分なりに納得しましたが、こうして暑いときにも食べるのだと知ったので、一年中置いてほしいなと思いました。
カルディさん、一年365日、サムゲタンを店頭に置いてください。
PTAの集まりに犬の肉?
お母さんたちが集まってお昼を食べています。
お会計をしてから二人の母親が話しています。「女の集まりなのに犬の肉?」
え?この下の画像が犬の肉なんでしょうか?また韓国では犬を食べているのでしょうか。もう昔の話だと思っていたのですが。真実はいずこに。
「女の集まりに犬の肉?」ということは、普通は男性が食べるものなのでしょうか。わからないことばかりです。
それにしても、あの小鉢の数ときたら!副菜の種類がすごすぎて、工場のお昼とは思えないほどです。私たち日本人も韓国人を見習わなければね。もっと野菜を食べよう!
ソウォン 感想
8歳、小学校2年生の女の子への暴行事件という非常に重い題材だが、映画を見終わったあとに感じる温かさはなんだろう。人の心の優しさ、気遣い、希望、それらすべてが詰まっているからか。
女の子ソウォンの強さにも圧倒される。自分で自分の人生を、あの幼さで受け止め、切り開いている。ある時は母親よりも、父親よりも、強い。強さは永遠だ。強さは美しい。
このドラマを観た人は、自分の人生をも強くしていく決心をするだろう。強さはやさしさでもある。
人々が強く、やさしい世の中でありますように。すべての人の幸せを願ってやまない。そんな映画だ。